何事も本質を学べ
◇現象学から ”本質” に迫る
◇流れの中で動いていないものが本質
世の中は基本的に
流れのなかで成り立っていると
現象学では考えられています。
しかし、そのなかでも
流れていないもの、
動いていないもの
というのが存在します。
それこそが本質です。
どんなことでも流れていない、
不変のものです。
そして厄介なことに、
こういった流れていないものは
ホントに気づきにくいんですね。
なぜなら、
それらは当たり前のようにあるので
普段は意識すらしていないからです。
たまに意識しても、すぐ忘れてしまいます。
例えば、
僕たちはこの世の中が
存在していることを前提に
ほとんど話しています。
でも、
”なんでこの世が存在してるんだろうね?”
と言われたら、なんとも言えない気持ちに
なりますよね。
つまり、理由などを説明できないレベルであり、
「それはそれだから」という
言葉しか見つからないものが本質です。
そういった意味では、
本質というのは
「法則」「定理」「公式」「流れ」などに
言い換えられるかもしれませんね。
数学でも、まず定理や公式を覚えなければ
解けないですよね。
それと同じで、
本質というものを知らなければ
いくら努力しても
無駄に終わってしまうのです。
◇「本質」という言葉、もともと”誰”がつくったか知ってますか?
この見出しは後付けしたものなので
この記事の本筋から少しそれてしまうかもしれませんが、
ご了承くださいませ。
少しややこしい話になるかもしれないので、
興味のある方のみご覧ください。
さて、
あなたは「本質」という言葉が
誰によって作られたかご存知でしょうか?
僕も最近になって知りまして、
この記事に付け足そうと思ったわけなんです。
実は、
が作った言葉たったのですよ。
名前だけはどこかで耳にしたことが
あるのではないでしょうか?
このアリストテレスが言う本質にも、
様々な説があると言われているため、
これが正解という断言はできませんが、
僕が納得した説をご紹介いたします。
本質というのは、
現代の英語で”essence"などと表しますが、
この語源は、ギリシャ語の”essentia"という言葉です。
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ちなみに、アリストテレスの師匠である
プラトンは、このことを
イデアと呼んでいました。
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本質とは、
それを失ってしまったら
あるものがあるもので
なくなるものです。
では、
わかりやすく例を出してみましょう。
例えば、
「机」を想像してください。
人によって形や大きさ、
デザインは違うとは思いますが、
それが「机」であることに変わらないと思います。
その「机」を形成している要素は
たくさんあるとは思いますが、
それらの要素を
一つ一つ取り除いていったときに…
途端に机が机でなくなってしまう要素。
それが本質なのです。
なので、
本質というものは
それが失われてしまったら
それがそれでなくなってしまうもの
なのです。
机の本質があった場合
その本質がなくなったとき
机が机ではなくなるという感じですね。
イメージできましたか?
すこし想像力が求められたかもしれませんが、
これが本質の起源です!
逆にいえば、
変化しないものには本質はない
とも言えますね。
先ほどの現象学のところでも話しましたが、
やはり流れの中、変化の中に
不動の存在としているのが本質。
逆にその不動の存在が無くなると、
もうそのものではなくなるといった感じですね。
ビジネスで稼ぐための本質を
学んで実践しなければ、
それはある意味ビジネスですらないことを
している、ということです。
ビジネスで稼ぎたいのに、
そもそもビジネスしていなかったら…
そりゃ稼げるわけないですよね。
◇本質を知らないまま
突き進んでも無駄に終わるだけ
本質を知らないまま、
がむしゃらに努力している方が
多いように思います。
しかしそれでは、時間の無駄ですよ。
さぜなら、
さきほど述べたように
本質からズレていることを
しているということは、
もうすでに目指しているゴールや目的が
変わっているということ。
目指している目標のある、
自分が戦っている舞台の本質とは
違うことをしていたら、
そりゃ無駄に終わりますよね。
これは決してビジネスに限った話ではありません!
ぜひ何かに志をもって挑む際には、
必ず本質を理解してから、勝負に挑んでくださいね。
でないと、
戦場がそもそも違ってしまい
勝負にすらならなくなりますので。
今回は少し難しい話だったかもしれませんが
いかがでしたか?
何か気づきなどございましたら、コメント頂ければ嬉しいです。
それでは、最後までご覧いただき
ありがとうございました!